剣道の魅力

「われ人に勝つ道は知らず。われに勝つ道は知りたり」
徳川将軍家の剣術師範役だった柳生宗矩(むねのり)の言葉です。
その真意は、
『人に勝つ方法を私は知らない。ただ、自分に勝つ方法は知っている』
剣道における戦いとは相手に勝つことではありません。
大切なのは自分の抱える悩み、壁を乗り越えること。
柳生宗矩の言葉は、人が生きる社会の出発点であり到着点です。

そもそも剣道をはじめ合気道、柔道などは「武道」と総称されています。
武道と聞けば「相手を倒すもの」と考える人が多いと思います。
ですが、それ以上に、自身を鍛え人格を形成する重要な目的があります。
心・技・体。
技は、すなわち、行動です。
子供が元気よく遊び回るために、サラリーマンがストレスに打ち勝つために、充実した心と身体なくして実現することは出来ないでしょう。
対戦相手とは、日頃の鍛錬の成果を確認させてくれる尊敬すべき存在。
剣道は、現代人が忘れてしまった多くの「心」を教えてくれます。

近くの体育館から怒号にも聞こえる激しい声が聞こえてきませんか。
剣道の発声、それは、心技体をひとつに、自然と同化させることだと良く言います。
これが達成できた時、きっと、今まで見えなかった世界が目の前にあふれ出してくることでしょう。
全国各地には剣道教室がたくさん開講されています。
子供も大人も、技を磨き、身体をぶつけ、心を通わせています。
さあ、皆さん、剣道を是非、はじめてみて下さい。